感染症対策は以下の3つが大切な要素となります。
集団感染を防ぐ、または最小限に抑えるために以下のことに留意しましょう。
■ 感染症の排除
① 集団感染がおこりうる感染症
集団感染の恐れがある感染症は以下があげられます。
【 ウイルス 】
- インフルエンザウイルス
- 新型コロナウイルス
- ノロウイルス
【 その他のウイルスや細菌等 】
- MRSA
- 緑膿菌
- 肺炎球菌
- 結核菌
- 疥癬虫
② 感染源
感染症の原因となる可能性がある感染源は、次のようなところに存在しています。
- 血液等の体液 (汗を除く)
- 目・鼻・口腔内等の粘膜
- 正常でない皮膚
- 上記3項目に触れた手指
③ 感染源の排除のために
感染源の排除のために以下を心がけましょう。
- 手洗い・うがいの徹底
- 消毒をする
- 感染 症の原因となる可能性のある感染源には素手で触らない
※ 嘔吐物や排泄物、血液など
■ 感染症経路の遮断
ご利用者様・患者様への感染経路を遮断するために、以下3つの配慮が必要です。
また、感染症を疑うような症状のご利用者様や患者様をお見かけしたら、速やかに事業所職員様に報告するようお願いいたします。
① 持ち込まない
ご利用者様の生活する環境に病原体を持ち込まないことが大切です。
ご勤務前に検温をおこない、体調が悪ければ事業所様に報告をし、指示を仰ぐようにしてください。
② 拡げない
感染者が出た場合は個室管理とし、対応する職員を固定化しましょう。
また接触する場合はガウンやマスク、手袋など適切な個人防護具を使用してください。
③ 持ち出さない
外着と勤務中の服・靴をわけるようにしましょう。
また、汚染物・対応中に使用したエプロンやガウンは速やかに片づけてください。
■ 抵抗力の向上
介護職員は日々の業務において、利用者と密接に接触する機会が多く、利用者間の病原体の媒介者となるおそれが高いことから、健康管理が重要となります。
休養や栄養をしっかりと摂り、健康管理に努めましょう。
また、体調が優れないときには、カイテクでの応募やご勤務もお控えいただくようお願いいたします。
感染症の症状があるときには、速やかに医療機関を受診いただき、事業所様へご連絡をお願いします。
出典:厚生労働省「感染症マニュアル概要版」